多色成型・一体成型
多色成型及び一体成型では、複数の色や素材を一つの製品に統合することで、見た目の美しさだけでなく、機能性や耐久性を向上させたり、製品に付加価値を持たせることが可能です。その技術について、写真とともに簡単にご紹介致します。
多色成型
多色成形は、複数色の未加硫のシリコーンゴム材料を、金型の特定の位置に配置することで、複数色を組み合わせた製品を成型する技術です。主にリモコンキーなどの製造で、この技術が使われています。1回の成型で多色を表現することができるため、後述する一体成型と比較して経済的です。
別色パーツとの一体成型
一体成形品とは、既に成形済みのシリコーンゴムや樹脂パーツを金型にインサートして未加硫のシリコーンゴムと一体で成形し、強固に密着させる技術です。多色成型と比較して、素材の境目で色が混じることがないので、再現性高く色を表現することができます。また、キーごとに材料の硬度を変えることができるので、同一製品内でフィーリングの異なるキーを設計することも可能です。インサートする部品を別で成型する必要があるため、金型が複数必要となり、多色成型と比較するとコストは高くなります。
異素材との一体成型
一体成型では、金属などの異素材と組み合わせて成型することも可能です。
一体成型を採用することで、ゴムと異素材を強固に接着させることができるため、強度や耐久性の向上が期待できるだけでなく、後工程でアッセンブリーしたり、接着させるよりもコストを抑えられる可能性があります。
当社では、これまでの豊富な経験とノウハウをもとに、お客様のニーズに寄り添った製品の開発をサポートしております。
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